懐かしドラマの感想ブログ

1990年代〜2000年代のドラマの感想、あらすじを紹介するブログです

タグ:東京ラブストーリー

※ネタバレありますのでご注意下さい

では、東京ラブストーリーの最終回です。瞬間最高視聴率は驚異の32.3%を叩きだしました。リカと永尾の結末に視聴者は釘付けだったのでしょうね。

永尾の地元、愛媛県で再会したリカ。リカは校舎の柱に永尾完治と彫った横に自分の名前を彫っていました。以前、実家に一緒に行くことを約束していたことを叶えたかったリカは、永尾に地元を案内してもらいます。

その頃東京では、三上の前に長崎尚子が現れました。ハネムーンだったはずの長崎尚子でしたが、新郎、両親を捨てて三上を選んだのでした。

愛媛県では、リカに永尾は言います。「もっと楽に生きろよ」と。リカは「引き留めるなら16時48分」に駅に来てと告げて、2人は別れます。永尾は駅に向かって走りました。出発直前に駅に着いた永尾はリカを探しますが、リカはいませんでした。リカは16時33分の電車に乗っていたのです。

呆然とする永尾は駅の手摺りに自分がリカに貸したハンカチを見つけます。ハンカチにはルージュで「バイバイカンチ」と書かれていました。

電車の中では子供とたわむれているリカ。この子供もすでにアラフォーですかね。リカは車中で永尾との想い出に涙します。切ないシーンでしたね。

東京に戻ってきた永尾はリカのロス行きの辞令を見ながら、心にポッカリと穴が開いた状態でした。自宅に戻ると郵便受けにはリカからの別れの手紙が。

3年後、永尾は吹っ切れたように仕事を行なっていました。リカはロス支社を半年で辞めており、その後音信不通になっていると和賀部長から聞きます。

ハネムーンで全てを捨てた長崎尚子は三上と結婚することになりました。長崎尚子の親も認めたようです。ちなみに永尾と関口は結婚していました。三上たちの結婚式の後、街角で3年ぶりにリカと再会しました。

27歳になった2人は同窓会をします。「永尾クン、大人になったね」と。前髪を上げたリカは大人になっていました。永尾はリカの連絡先を聞き出そうとしますが、「今日みたいに何年後かに街角でバッタリと会えたらいいじゃん」と。2人はいつかの再会を約束し、それぞれの道を歩んでいきます。

永尾があの時、あの場所で間に合っていたら、リカに何を言おうとしていたのでしょうか。

リカは永尾の気持ちは変わらないと悟っていたことでしょう。これ以上、永尾を苦しめたくない、何故なら永尾が好きだからリカは身を引いたのでしょう。

3年間の月日はあの濃密な時を忘れさせてくれたようです。同窓会をしたことで、2人にピリオドが打てたんでしょうね。

1993年に「東京ラブストーリー特別編」として放送されました。新しい職場で働くリカが部下の大滝 新太郎(筒井道隆)を連れて、愛媛県に出張し、当時を思い出す内容でした。当時、筒井道隆は「あすなろ白書」で人気を得ていましたね。

最終回てはあのような結末でしたが、30年経って見返すと、あの当時のほろ苦い想い出が蘇ってきますね。

  • 東京ラブストーリー
  • 放送期間:1991年1月7日〜3月18日
  • 放送局:フジテレビ
  • 出演者:鈴木保奈美、織田裕二、江口洋介、有森也実、西岡徳馬、中山秀征
  • 主題歌:小田和正「ラブ・ストーリーは突然に!」
  • 脚本:坂元裕二
  • 演出: 永山耕三、本間欧彦
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8話のエピソードで印象に残ったシーンを。 ※ネタバレ含みますのでご注意を。

永尾は関口を慰め、次第に気持ちが傾いていく。そんな状況を察しながらも、リカはからかったりしてしまう。

そんな最中、リカにロス転勤の話が舞い込む。さらに同級生の同窓会で、三上と別れ吹っ切れた関口の姿に永尾の気持ちはさらに傾く。

関口から永尾とリカの3人で会おうと言う話を、永尾はリカに言わず2人で会うことにしてしまう。そんな話をリカは聞いてしまい。。。

夜中に帰宅したリカは同僚を連れて帰る。言い争いになり、有名な開かずの踏み切りシーン。公衆電話から永尾に電話をする赤名だが、永尾には関口から電話がかかり繋がらず。そこで赤名は和賀部長を呼び出します。和賀部長の自宅に電話したしたんでしょうかね?

9話のエピソードで印象に残ったシーンを。

和賀部長は永尾をランチに誘う。ざる蕎麦を食べる永尾の汚ない食べ方が気になりますが(笑)

関口邸で鍋を囲むことになった永尾。2人の気持ちが通い始めていきます。気になるのは永尾邸に電話をする関口が毎回「あ、あっ、あ」って喘ぎ声を出すことでしょうか。

リカは永尾にロスに行かないでくれと引き留められたかったが、永尾の回答は「リカの人生は背負えない」だった。これは即ち、別れのひとことと言っていいでしょう。さらに永尾は本心を関口に言う。「リカのことは自由にしてあげたい」と。

三上の方もまた新たな局面に。三上邸に訪れる長崎尚子。「あなたのせいよ」と。そしてそのまま本番をしてしまう。

早朝に永尾を呼び出すリカ。リカは永尾に最後の引き留めをしてもらいたかったためだ。さらにここでリカの名言が出る「トホホだよ」。

翌日、永尾は三上から「お前の胸の内をリカに言ってしまえと」。永尾はリカに9時に待ち合わせをする。支度をしているところに関口がおでんを持って登場する。。。

これは当時、大変な出来事でした。SNSがあったらめっちゃ炎上していたでしょう。

では10話のエピソードです。

翌日、会社でリカに会った永尾。リカの寂しい表情が辛かったですね。

三上は永尾のお節介が移り、ことの顛末を聞く。三上からはケジメを付けろと釘を刺されるわけです。

そんな三上は長崎尚子に降られるます。あげくには、この前の本番は遊びだったと言われる始末。

休日出勤で顔を合わせるリカと永尾。ある意味、絶好のタイミングなのに、永尾は言い出せない。。。リカは泣きながら会社を飛び出す。切ないですね。赤名邸で先回りする永尾。リカは「別れない」と。

放心状態で帰ってきた永尾に関口から電話が。永尾はリカとの思い出話を話し泣いてしまう。この正直な気持ちをリカに言えれば良かったんですがね。

ハートスポーツに出社すると和賀部長が永尾に問いただしてきます。「赤名が消えた」と。永尾はリカとの会話を思い出し、リカが愛媛県にいると。

早速、永尾は愛媛県に行きます。母校に行くと、リカはいました。3回振り返る演出を経て最終回です。

  • 東京ラブストーリー
  • 放送期間:1991年1月7日〜3月18日
  • 放送局:フジテレビ
  • 出演者:鈴木保奈美、織田裕二、江口洋介、有森也実、西岡徳馬、中山秀征
  • 主題歌:小田和正「ラブ・ストーリーは突然に!」
  • 脚本:坂元裕二
  • 演出: 永山耕三、本間欧彦
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東京ラブストーリーの中盤。切なくなるシーンが増えてきますね。タラレバだったらまた違ったのに、と最終回を知っていると画面に向かって色々言いたくなるものです。

と言うことで、5話のエピソードで印象に残ったシーンを。

赤名リカと永尾完治は互いの気持ちを再確認し、泊まりがけで温泉旅行に行くことになります。本来であれば、2人で行くはずが、三上、関口カップルと一緒に行くことに。

三上健一の愛車、トヨタスープラの逆輸入車(左ハンドル)で旅館に。スープラの後席はかなり狭いので、リカもさとみも辛かったでしょうね。

温泉のそれぞれの湯船にて、三上と関口の喧嘩もひと段落します。温泉上がりの射撃場では、三上が髪を結えていました。この姿はのちに「兄チャン」役でフジテレビ歴代ドラマ最高視聴率(2020年現在)を叩き出した「ひとつ屋根の下」の柏木達也そのものでした。

前半は幸せな2人だったんですがね。後半に三上と長崎尚子(千堂あきほ)のただならぬ関係を疑ってしまう、関口。その相談を永尾の誕生日にしてしまい。。。

この時点では永尾の気持ちはまだリカにあったはずなんですがね。

6話のエピソードで印象に残ったシーンを。

三上、関口の関係が終息に近付いていく6話。折り返し地点と言うことで、リカと永尾の関係も動き始めます。関口が盲腸になり、リカは剃毛を気にする始末(笑)

久しぶりに永尾と三上は酒を飲みます。何故か帰りには校歌を歌う始末。いつかまた逢えると同様に何故かこの時代の同級生は校歌を歌うんですね。

ある出来事が起きて、永尾の家の留守電を聞くリカ。いまだったら有り得ない展開ですね。

7話のエピソードで印象に残ったシーンを。

リカ目線だとここから最終回までつらい展開ですね。関口が永尾に相談しますが、「三上クン、抱き合っていたの」って、ただのハグですからね。関口の嫉妬と怒りはMAX状態でした。

リカは危険を察して、関口と永尾の距離を開けようと愛媛県に行こうと提案します。とは言え、入社して間もない永尾はまとまった休みが取りづらい。

永尾は三上を呼び出し喧嘩をしますが、三上の長い髪の毛が眉毛にかかるハプニングが。

関口はリカを呼び出し、三上と別れる宣言を行います。これを聞いたリカは尚更、愛媛県に行くことを急かします。朝イチでリカは永尾邸を訪れ、愛媛県に行くことを言いますが、永尾は本気にしませんでした。さらにリカは本音を言わず強がりを言ってしまいます。

関口は三上を呼び出します。三上は「やだよー」と泣いてしまいます。この姿は「ひとつ屋根の下」で泣く柏木達也を彷彿とさせますね。

泥水した三上はリカに寂しさを吐露します。その寂しさは花を顔に擦りつけてしまうほどでした。

8話に続きます。

  • 東京ラブストーリー
  • 放送期間:1991年1月7日〜3月18日
  • 放送局:フジテレビ
  • 出演者:鈴木保奈美、織田裕二、江口洋介、有森也実、西岡徳馬、中山秀征
  • 主題歌:小田和正「ラブ・ストーリーは突然に!」
  • 脚本:坂元裕二
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永尾完治(織田裕二)を待っていた三上健一(江口洋介)が逆輸入車のスープラとともに待っていたハートスポーツ本社前。



東京ラブストーリー (1991)

1話に続き2話〜4話の東京ラブストーリーの感想を述べていきます。

2話のエピソードで印象に残ったシーンを。

2話では赤名リカを怒らせた永尾完治。資料作成を任されたが赤名リカにフロッピー(時代を感じます)を取られ深夜残業を行う。そこで、赤名リカと過去に関係があった和賀部長(西岡徳馬)から、赤名リカについてアドバイスを受ける。このシーンでは社内で喫煙するのだか、この辺りも当時ならでは。

2話の終盤では、あの有名な待ち合わせのすれ違いシーンが。スマホがあればこんなことにはならなかったわけで(笑) また絶妙なタイミングで、「何から伝えれば〜♫」と小田和正の声が流れてくるのも、後のドラマに影響を与えました。

ストーリーにはそれほど関係ありませんが、永尾完治の同僚、渡辺(中山秀征)が三上健一に「ちょっとあっち行ってってくんねーかな」とあしらわれる貴重なシーンも❗️

3話のエピソードで印象に残ったシーンを。

3話はそれぞれの恋愛がスタートします。しかし、この時代は会社に平気で使用電話をかけます。この傾向は1995年の月9ドラマ「いつかまた逢える」(携帯電話にかけるシーンもありますが)でも同様ですね。

赤名リカがプリンセスプリンセスの「Diamonds」を歌唱する貴重なシーンがあります。ちなみに「Diamonds」は1989年にミリオンヒットをしたプリンセスプリンセスの大ヒット曲でした。

赤名リカの家で深夜にパズルをしますが、そこで赤名リカの手料理(本人曰く)が登場します。それが1989年に発売開始した「でかまる」シリーズのカップラーメンでした。2019年には30周年記念パッケージが登場したことでも話題でしたね。

白金桟道橋で行う赤名リカの衝撃的なシーン「セックスしよう‼️」宣言。これからスポーツをするかのような宣言でしたね。あの後、どんな会話をして赤名リカの家に行ったのかが気になります。

4話のエピソードで印象に残ったシーンを。

3話にセックス宣言を行った赤名リカとその宣言に乗っかった(リカの上にではない)永尾完治。砂嵐のテレビ画面を半裸状態で放心の永尾完治に対して、赤名リカはパジャマスタイル。永尾完治は初体験だったのか。

三上と関口が本番したことを三上から知らされた永尾はその嫉妬から、赤名と本番したことを後悔していました。対して、三上はやっと関口さとみをモノにしたことで世界中の一軒、一軒に「関口と寝た」と電話したいと語るほど有頂天でした。

三上と関口が関係を深めていくことで、永尾の心にはリカへの想いが少しずつ深まり、ついには仕事絡みの嫉妬から喧嘩をしてしまいます。

誤解がとけたことで、永尾の気持ちはさらにリカに傾きますが、リカはタイミングよく苗場に出張してしまいます。永尾のリカに対する想いは強まります。

そして、クライマックスは互いの気持ちを確認するシーン。結果としてはここがピークだったのかも知れないですね(泣)。

ジョンレノンの代わりに歌うと言った永尾ですが、ちょうどこの放送時に織田裕二3枚目のニューシングル「歌えなかったラヴ・ソング」を発売していました。

鈴木保奈美、江口洋介、有森也実ら出演者と中継(他局ですが)をつなぎながらミュージックステーションで歌っていたことを思い出します。

歌えなかったラヴ・ソング」は自身が出演したセルボ・モードのタイアップソングでしたね。

  • 東京ラブストーリー
  • 放送期間:1991年1月7日〜3月18日
  • 放送局:フジテレビ
  • 出演者:鈴木保奈美、織田裕二、江口洋介、有森也実、西岡徳馬、中山秀征
  • 主題歌:小田和正「ラブ・ストーリーは突然に!」
  • 脚本:坂元裕二
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赤名リカ(鈴木保奈美)が永尾完治(織田裕二)に「セックスしよう‼️」と宣言した白金桟道橋。

鈴木保奈美、織田裕二W主演となる、1991年1月期フジテレビ系「月9」ドラマ、「東京ラブストーリー」。共演には江口洋介、千堂あきほ。さらに西岡徳馬、中山秀征が脇をしめました。



東京ラブストーリー (1991)

放送時には街にOLが消えてしまうほどの社会現象を起こすほどの人気ドラマでした。

平均視聴率は22.9%、最終回の最高視聴率は32.3%という驚異の数字を叩きだしました。さらに主題歌の小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」は270万枚の大ヒット。トレンディドラマ・ブームがひと段落した後の「月9」復活を牽引したドラマだったと言えるでしょう。

では、あらすじです。愛媛県から上京してきた永尾完治(織田裕二)は、スポーツ用品メーカー「ハートスポーツ」に中途入社します。地元で就職をしたものの、上京したいという気持ちが強かったようです。空港にお出迎えしたのが、先輩社員の赤名リカ(鈴木保奈美)でした。リカの積極的な「行動力=好意」に当初は面をくらう永尾でした。

すでに上京していた同級生、三上健一(江口洋介)、関口さとみ(有森也実)と、5年ぶりに再会を果たします。三上健一は医大生、関口さとみは幼稚園教諭として東京生活を送っていました。

半ズボン時代から一緒にいた永尾と三上、そして2人のマドンナ関口と言う、青春を謳歌した同級生の和に入っていくリカの4人が織りなすラブストーリー。まだ未視聴の方はぜひご覧ください。また、当時ご覧頂いた方も改めて見直すとまた違った感動がわくかもしれません。

と言うことで、ネタバレにならないよう、各話ずつ筆者が印象に残ったシーンを記載していきましょう。まだご覧になっていない方は注意してご覧ください。すでにご覧になった方は懐かしんでくださいね!

では1話で印象に残ったシーンから。

愛媛県から上京したばかりの永尾完治を迎えに行ったのは、赤名リカ。運命の出会いはここから始まります。ちなみに赤名リカはハートスポーツの事業部所属、永尾完治は営業部で、同僚に渡辺(中山秀征)、上司は和賀部長(西岡徳馬)でした。同じ職場ですが、部署は異なります。

永尾の上京を祝してすでに上京していた地元の同級生が同窓会を開き、そこで5年ぶりに三上、関口と再会します。同窓会を開いた同級生は永尾を保険に勧誘します。青春時代にサッカーで盛り上がった同級生ですが、社会に出ると変わってしまうと言う洗礼を浴びます。

ちなみにそれぞれ24歳と言う設定ですが、関口の服があまりにも老けている印象。おそらく地方出身者で垢抜けていないと言うことを演出したかったのでしょう。

赤名と永尾の口頭で行う電話やり取りも見どころ。当時オンタイムで見ていた方は気恥ずかしいシーンのひとつでしょう。

物語終盤では赤名が永尾に対する想いを呆気らかんと告白しますが、恋愛に免疫力がない永尾にとっては理解できなかったんでしょうね。結果的にはここから赤名に振り回されていくんですが。

さらにモノマネもされる永尾完治の名言「ずっちーなー」も披露されます。

三上も関口への想いを忘れるため、多くの東京女性を抱くことで忘れようとしていたようです。永尾、関口が三上の自宅に電話を入れるとかなりの確率でワンレン女性が「けんいち〜」と部屋にいるパターンが。三上はワンレン好きなんですかね。

2話に続きます

  • 東京ラブストーリー
  • 放送期間:1991年1月7日〜3月18日
  • 放送局:フジテレビ
  • 出演者:鈴木保奈美、織田裕二、江口洋介、有森也実、西岡徳馬、中山秀征
  • 主題歌:小田和正「ラブ・ストーリーは突然に!」
  • 脚本:坂元裕二
  • 演出: 永山耕三、本間欧彦
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